【フル・ミドリ・ジャケット】2011/02/01

 そう言えば、先日(大分前だが)あたらしいジャケットを買った。
昨年、購入した赤いジャケットは倅に取られてしまった。
冬のジャケットは紫のダウン1つになってしまうのだが、「まぁ体型は同じ様なモノだから共有しましょー」
という軽い気持ちで貸してやったら、倅は自分の部屋に持ち込んでしまって、アタシの着る機会がない。
 そこで、別のカーキー色のジャケットを買って、「良かったらたまには着れば」と言ったが最後、これも倅が持っていってしまった。
未だ、2時間しか着ていないのに。
何でも自分の部屋に持ち帰ってしまうハムスターみたいなヤツなんだなぁ。。。
 ところで・・・・
偶々、PCの内部を掃除していたら、変なものを見つけた。
数年前に、倅の中学校で中学3年生を相手にスピーチをしたときのシナリオだ。
 それに実際の現場での状況を加筆した内容にして「コメント」からご覧いただけます。(五時脱痔とか気にしないように)
今日から2月。今年も余すところ、あと11ヶ月です。

コメント

_ 優太郎左衛門 ― 2011/01/05 12:44

【国際社会における日本人のコミュニケーション(その1)】
 「僕はねぇ、君達の頃か、高校生のころ、本当は学校の先生になりたかったんですヨ。でも学校の先生になるためには大学で『教職課程』というのを勉強して、その試験に合格しなくちゃいけない。」
ここで、汚い字で黒板に大きく『教職課程』と書いた。
「皆も聞いたことあるかもしれないけど、日本の大学というのは、入るのは大変だけど、入った後は遊園地みたいに楽しく遊んで暮らせる。って言うから一生懸命勉強して入ったのに。この『教職課程』を取るとそれどころじゃなくてまた、一所懸命勉強しなくちゃいけないのね。
折角大学入って遊ぼうと思っていたのにまた、一所懸命勉強しなくちゃいけないんじゃ、何のために大学入ったのか分からない。ということで、アタシは『教職課程』を取るのを止めた訳。」
「だからネ、後ろの方でフンズリ返ってる上杉先生も、みんなには言ってないかも知れないけど一所懸命勉強して先生になったんだから、結構すごいのよ。そう見えるかどうかは別としてね。」
大山先生は大きく頷いている。
「そして、サラリーマンになる道を選んだんだけど、今日はこうして教壇に立つと言う夢が大学を卒業して20数年ぶりにかなったわけです。
チョット訊いてみましょう。えー浅井君。『夢がかなう』って英語でなんていいますか?」

「すばらしい、Dream comes trueそうですね。『夢は本当に来る』という変ないい方しますね。まぁ、こうしてサラリーマンになったアタシはコンピュータの会社で働くことになったわけですが。。。
世界中には何千、何万ていうコンピュータの会社があります。これもチョット訊いてみましょう。誰に聞こうかな?どうしても知ってる顔が眼に付いちゃう。『武田君』とか、『豊臣君』とか『織田ちゃん』とか。。織田ちゃんなんか的がでかいから、マスマス当てやすい『織田ちゃん、久しぶりですね。。。覚えてますか?』」
織田チャンというのは体が大きく運動神経抜群の暴れん坊で、子供が小学校の時からの友達でよく知っている。
織田ちゃんは小さな目を細めてニッコリ笑うとペコッと頭を下げた。
「元気ですか?」
と、聞くと織田チャンは大きな身体を更にかがめるようにしてまたペコリと頭を下げた。
「『見りゃ分かんだろう!』って感じですよね。それにしても、織田ちゃんみたいなデカイのが何で一番前の席に座ってるの?後ろの人邪魔じゃない?」
「ハハー、なんかの罰ゲームみたいな物かな!?まぁ、いいや今日はコレぐらいにしといてやろう」
(つづく)

_ 優太郎左衛門 ― 2011/01/05 12:45

【国際社会における日本人のコミュニケーション(その2)】
「でもね、やっぱりね、健康が一番ですよ。『健康だったら死んでもいい』って言うぐらいにね。いや、死んじゃ駄目だね。。豊臣君生きてるうちにコンピュータの会社名何かひとつあげてみて」
「。。。」
「分からないときは適当に電機メーカーの名前言えば大丈夫。。『コジマ電気』とか駄目だよ」
「SONY]
「うん、SONYがあるね。。それからもう一人聞いてみよう。。。徳川君」
「NEC」
「。。。。」
「まぁ、たくさんあるので、色々上げたら切が無い。例えば有名なMicroSoftなんていうのがありますね。Windows作っている。ここの会長は世界一の大金持ちのビル・ゲイツさん」
ここで、黒板に<Bill Gates>と書く。
「この『Bill』っていうのは正式な名前じゃなくて、正式な名前は『Williams』って言います。『Williams』を略して『Bill』なんですね。チョット前のアメリカの大統領でエッチなことして問題になった『Bill Clinton』の『Bill』もこの『Williams』なんですね。」
コソコソと笑い声が漏れる。
さて、今コンピュータ会社の名前をいくつか挙げてもらいましたが、世界一のコンピュータ会社は。『IBM』と言います。
黒板に縦書きで『I』『B』『M』と書く。
「『IBM』は。。。。」
<International>
<Business>
<Machines>
と、汚い字で黒板にかいて。。。
「『International Business Machines』『国際商業機械』日本語で言うと格好悪いですね。。まぁ、何をもって世界一と言うかと言うのもあります。『売り上げ』、『著名度』。。例えば、『社員数』を例にとってみると全世界にIBMの社員はどれくらいいるでしょう?織田君。どれぐらいだとおもいますか?」
「わかりません」
「分からないことぐらい分かっているよ。織田君がどれくらい居ると思っているかなぁと思って。。」
織田君は大きな身体をクネクネさせているが一向、応える様子が無い。仕方ないので、黒板に<35>と書いてゼロを1つずつ増やしていった。
「350,000人も居るんですね。こんなにたくさん居て何してるんでしょう?私も知りません。ただ、この350,000人の中で本当に役に立っているのは社長と、私くらいな物です」
少し、笑い声が聞こえる。。。
「みんな、ここ、笑うところですよ、大丈夫ですか?」
ここでまた、少し笑い声が増える。
「『徳川の父ちゃん、社長と2人で350,000人の社員しょってるんだって、すげーなぁ』そんなことありませんからね、冗談ですよ」
ここでまた、更に笑い声が増える。
「さて、この35万人の社員がどのような仕事しているか、例えばこういう風にわけてみましょう」
ここで、黒板の真ん中に縦線を1本引き、その左上に<非技>、右側に<技>と書いた。
「<非技>というのは技術者ではない人たちですね。『営業』、『人事』、『企画』、『広報』などがあります。『営業』、はIBMの製品をお客様に売って会社にお金を持ってきてくれる非常に重要な役割をします。
IBMの社長は『営業』出身者が多いですね。だから、皆もIBMの社長になろう、と思ったら、まず『営業』としてIBMに入社すると良いでしょう。
『人事』は社員を採用したりする部署です。
そのほか『企画』は今度、こういう製品を作ろうとか、この製品にはこういう機能を付けようとか、いろいろ市場の動向を見ながら考える部署です。『広報』はIBMの製品を宣伝するところですね。他にもたくさんあります。」

 「次に<技>。技術者には大きく分けて<H/W>ハードウェアと<S/W>ソフトウェアがあります。
<H/W>はみんなが良く使うパソコンの画面やキーボード、マウスなどですが、パソコンの性能を左右する大事な3つの部品があります。」
ここで、黒板にCPU、Memory、HDと書く
「それぞれ、、重要な役割がありますが、人間の機能に例えると、まぁ・・・やっぱ脳みそになるのかな。」
「CPUはCentral Processing Unit:中央処理装置って、言うんだけど、脳みその中でも<考える>ことをする部分。で、メモリーというのは脳みその中でも<記憶>する部分に該当します。」
「HD:ハードディスクも<記憶>する部分ですが、メモリーと違うのは電源を切っても覚えたことを忘れないんです。メモリーというのは電気の力を借りて覚えているので電気を切ると覚えてたとことをスッカリ忘れてしまう。」
「先生が教えてくれたことを一晩寝ると忘れしまう君たちみたいなもんだな、『一晩経たなくても、弁当食ったら忘れてしまう』なんてのも要るかもしれないけど」
「話をチョイトもどしてCPUネ。これは<考える>って言ったんだけど、コンピュータって実は大したことなくて、せいぜい小学生くらいの計算しかできないと思ってもらってもいいのね。
最近は大分変わってきたけど、昔のCPUは<掛け算>とか出来なかったわけ。でも1365×364=なんてやるとあっという間に答えを出しちゃう。なんで?」
「<掛け算>はできないけど<足し算>はできたのね、しかも凄いスピードで。」
「だから、<1365×364=>を計算してって言われると<1365を364回足し算して計算しちゃう>それがものすごいスピードだから人間は<あー掛け算してくれたんだ>なんて思っちゃうのね」
「だから、実際には大したことできないくせにスピードが速いから重宝するのね」
「学校にも、勉強できないけど、カケッコだけは誰にも負けないってヤツかならずいるよね。そんな感じよ」
(つづく)

_ 優太郎左衛門 ― 2011/01/05 12:48

【国際社会における日本人のコミュニケーション(その3)】
「さて、今日は折角だからこれら、CPU、メモリ、HDを持ってきたので見せてあげましょう。」
そう言って、かばんの中からそれぞれ取り出して机の上に並べた、更に3.5インチのフロッピー。

「コレがCPU、インテルの古いもので、今じゃぁ使い物になら無いけど大体こんな感じなんですよ。まぁ見てみてよ」と言って、CPUを一番前に座っている生徒の机の上に置いた。
「これが、HD。今回は特別に中身を空けてきました。中に銀色の板が何枚か入っていますね。これがフロッピーディスクの親分みたいなヤツです。」
そして、フロッピーディスクを取り出した。
「このフロッピーディスク1枚で約1メガバイトの容量があります。ちょっと開けてみましょう。」
「このフロッピーディスクはみんなも見たことあると思うけどプラスチックのケースに入っています。コレを無理やりあけるとプラスチックの破片が飛び散って前の方の席の子供は怪我をするかも知れません。」
「自分の子供に怪我をさせないように他所の子供のそばでやりましょう」
ここでも、生徒たちはニヤニヤしている。
「あー、今日は旨いこと既に割れているやつでした。よかったです」
「このフロッピーの中のペラペラしたものにデータが記録されます。HD直径3.5インチの金属の板に記録されます。」
そしてHDも同じ生徒の机の上においた。
生徒は興味深そうに眺めてから後ろの生徒に回してゆく。
「そして、これがメモリ。コレ一枚で512メガバイトの容量があります。512メガバイトというとどれくらいかというと、1バイトでアルファベット1文字を表せます。
アルファベットのAをこの中に目いっぱい書いたら512,000,000個書けることになります。
これだけ、英単語知っていればなんでもしゃべれそうですね。どうしても英語覚えるのが苦手な人は、これ頭に刺しておくといいですよ。ちょっと痛いけどやってみたい人いますか?」
大分、生徒の顔にゆとりが見えてきた。最初のころの緊張感は無い。
(つづく)

_ 優太郎左衛門 ― 2011/01/05 12:49

【国際社会における日本人のコミュニケーション(その4)】
 「さて、コンピュータの一般的な話を少ししたところで、コンピュータ会社の仕事について話しておきましょう。
コンピュータ会社だけということはありませんが、これからの社会人には<英語>が非常に重要になってきます。
私の仕事はコンピュータのソフトウェアの技術サポートの仕事をしています。私が扱っているソフトは、元はアメリカやヨーロッパで開発された物ですので日本でどうしても分からない場合は海外に問い合わせなくてはなりません。もちろんその場合英語で伝えることになります。
 サポートの仕事にかぎらず、世界じゅうにコンピュータのエンジニアが存在する状態で、どの国のエンジニアに仕事をさせようか?日本?インド?中国?・・・
こうした時、日本人は英語が出来ないから、インドか中国に頼もう。
なんて、ことになると日本には仕事がどんどん来なくなってしまう。しかも、日本人は給料が高いから、ますます仕事が減ってしまう。
ただね、日本人の仕事は質が高いんですよ。いい仕事するんですよ。だから、日本製品は世界中で重宝されているのですが、それにもまして日本人は英語が出来ない。
これはマズイ。もはや、品質が良いだけでは通用しなくなりつつあるんです。
これからの社会、英語が出来るなんて当たり前になってきます。シッカリ英語は勉強しておいてください。

 ボクがネ、以前仕事でイギリスに行った時、いろんな国から技術者が集まって製品を良くしてゆくためのミーティングをするんだけど、もちろん英語ね。
ボクが、余り英語が上手じゃないんでみんなゆっくり話してくれるんたんだけど、それでも日本人の英語との違いを目の当たりにしたことがあってね。。。。
『モーティ・ファンクション』っていう言葉でたのね。
この<モーティ>がその時分からなかった。それが分からなくてその後パニックになってしまったんだけど、数分してこれ、<マルチ(数々の)>のことだって気付いたのね。
日本人って、<マルチ・リンガル>とか、言うんだけど、外人<マルチ>って言わなくて<モーティ>って言ったんだよね。
発音って大事ですよ。
単に、学校で勉強する英語だけじゃぁなくてナマの英語に接する機会を持つようにしてください。
これから先、みんなも社会にでて外人と会話をすることになる人も多いでしょう。
そんな時、<モーティ・パーパス(多目的)>なんて言葉を聞くかもしれない。
周りにいる日本人はみんな<マルチ>は知ってるけど<モーティ>は知らなくてパニックになってしまうんだけど、君たちは大丈夫。
今日僕から<モーティ>は<マルチ>のことだって聞いてたから<オー・イエース>なんて格好よく対応できてしまう。
そして、<あー、あの時徳川の父ちゃんが話してくれたナァ>なんて感謝する日が10年20年後に訪れるかもしれません。
それからでも遅くはありませんので、『あの時は貴重なお話をありがとうございました』って言って、ウィスキーの一本でも持ってきてくれれば僕はうれしい。
ちなみにボクの家は、校庭の門を出たところの角の道を入ってすぐのところだから、『ウィスキーもって行こうと思ったんだけど家が分かりませんでした』とか、言わないように。
 もうひとつ、発音にまつわる面白い話をしておこう。
僕の会社にインド人が居てね、彼は今では日本語ペラペラなんだけど、初めて会ったときは結構会話に英語が混ざるわけ。あるとき・・
「トクガワさんハトワラ持ってますか?」
って聞くのよ。『持ってますか』は英語でいう”Do you have...?"だ、ってことは分かるんで驚かないんだけど、<ハトワラ>がねー・・・
でも良く見ると手に<ティーバッグ>持ってたのね。
<ティーバッグ>って言っても怪しいかっこうしたパンツじゃないよ。そんなの会社でもってたら大問題だ。<紅茶のティーバッグ>ね
で、分かったわけよ<ハトワラ>
<ハット・ウォーラー>="hot water"<お湯>だったのね。
それだけのことなんだけど・・・・ちょっと面白いでしょ。」
(つづく)

_ 優太郎左衛門 ― 2011/01/05 12:50

【国際社会における日本人のコミュニケーション(その5)】
 「まぁ、仕事を通じて英語に接する場面について幾つか例を挙げて話をしてみましたが、みんなの私生活でも英語が出来ないことで大変な事態になるケースがあります。」
ここで、黒板に大きく<成田離婚>という字を書いた。
「最近はあまり聞かないけど、一時、ワイドショーとかでずいぶん取り上げられたこともある有名な話です。」
「やがてみんなも立派な大人になって、結婚して新婚旅行に行くときがあるでしょう。そ、憧れのハワイ!」
「ハワイ、行ったことある人分かると思うけど、ワイキキ周辺は日本語が通じるからめったに困ることは無いんだけど、それでもバスで1時間も離れたところに行くと日本語は全くと言っていいほど通じません」
「素敵な美しい奥さんと、ハワイでの素敵な時間・・・今日は、ワイキキから離れてバスでオアフ島の裏側まで観光に。無事に観光を終えワイキキのホテルに帰ろう・・・ところが帰りのバスが分からない」
美しい奥さんの手前格好悪いところは見せられないご主人。心配するな、この日のために『海外旅行で困らない英会話』という本でシッカリ勉強してきたんだ。。
と、離れたところにいる外人に道を聞いて見る(日:日本人のご主人、外:道を聞かれた外人)
日:Excuse me, could you tell me the way to Waikiki?
外:Oh, you are heading for Waikiki, right? But the bus stop you are waiting for is wrong one. You have to cross the street, then you'll find another bus stop right over there. Every bus coming to the bus stop brings you to the Waikiki direction, not Waikiki, Waikiki direction, you have to transfer in Downtown, then you should ask someone when you get there. Do you make sense?
マシンガンのような返答を全く理解できないご主人は、ただ英語が止むのを待って。。。
日:yes・・・
離れたところで外人と会話しているご主人を見ていた奥さん。<私の彼って、なんて頼もしいんでしょう!?>
「で、何だって?」
と聞くと、ご主人から帰ってきた言葉が・・・「わかんない・・・」
「ハァ?今、なんて言った?『わかんない?』冗談でしょう?結婚する前になんて言った?一流大学を卒業して、一流企業に就職、ゆくゆくは海外支店での勤務があるが、生活で君に不自由な思いをさせることは決してないから、結婚してくれって言ったのは誰よ、それが帰りのバスも分からない?人をバカにするのもいい加減にしてよ」
二人は、そこから大枚を払ってタクシーでワイキキまで帰り、残りの日数をドロドロした雰囲気でどうにか消化すると、一言も口を利かないまま飛行機で成田空港へ・・・
空港を出た彼女から出た言葉は・・・
「もう、二度と私の前に姿を現さないで・・・」
これが、<成田離婚>ですよ。本当にあった、怖い話ですねぇ。。。
 こういう時はね、"could you tell me the way to Waikiki?"なんて聞かないで、"Is this the right bus stop for Waikiki?"って聞くんですよ。
外人はIsで聞かれたら、YESかNOで答える習性があるから、その習性を利用するんですね。YESかNOの後に色々言うかも知れないけど最初の一言だけ耳をダンボにして聞き取る。
外人への質問で自信が無いときは5W1Hとか使わないでYES/NOで返って来る質問をするんですよ。
(つづく)

_ 優太郎左衛門 ― 2011/01/05 13:00

【国際社会における日本人のコミュニケーション(最終回)】
「まぁ、仕事に限らず、私生活においても英語がこれから重要になりますよなんて話をしてみたわけですが。。。。」
ここで、一番前の席に座っている男子生徒の顔をジーと見つめながら話を進める。
「仕事とか、私生活とかそういうことを抜きにしてもですね、<英語ができる>っていうとちょっと格好いいですよ。<英語ができる>ってわかった途端、なんかその人格好よく見えてきてしまいますよ。
少しくらい、格好悪くても、<英語できる>ってわかった途端、なんだか格好よく見えてきてしまいすよ。」
まだ、その男子生徒を見つめたまま。
「少しぐらい格好悪くたって気にしなくていいんですよ。<英語できれば>そんなこと帳消しになってしまいますよ」
周りからはクスクス笑い声が聞こえてくる。

ですから、皆さん是非、避けることなく英語に接する機会があったら前向きに望んでください。

さて、私の話はこれで終わりですが、最後にテストをします。

これから、社会人になるとTOEICというテストで何点取れるかというのが問われることがあります。
今日はそのTOEICのテストでから10問だけやってみましょう。
10枚の写真が印刷された紙をみんなに配り、CDで出題し採点する。

「いやぁ、学校の先生になる夢を諦めた私に教壇にあがる機会を与えてくれて、しかもテストでみんながのた打ち回る姿まで見せて頂いて本当に楽しい一日でした。どうもありがとうございました」
教室の最後尾の椅子に腰掛けていた担任の大山先生と握手して終わりました。

何人かの生徒から面白かったと言う言葉聴いてホットしたような次第です。
(おしまい)

_ tamazoh ― 2011/01/06 00:20

何かうまいこと隠れてますね、このアーティクル。
でも、見つけたんで、楽しませて頂きました。
中学生の時に優太郎左衛門さんに講義してもらえてたら、私ももうちょっとマシな国際人になれたのかもなー

_ 優太郎左衛門 ― 2011/01/06 12:19

ゲッ、見つかった。
もう少し心の準備してから、前面に出そうと思ってたのに。。。
>中学生の時に優太郎左衛門さんに講義してもらえてたら、私ももうちょっとマシな国際人になれたのかもなー
アタシがこんなんだから、この時の中学生は被害者かもしれない。

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