【SAJ:1級不合格の巻episode 7 決戦のゆくえ】 ― 2020/02/18
1.ロングターン
アタシは9番目のスタート。
皆さんが斜滑降から入るところを直滑降で入りスピードを上げたところで右ターン。
大きめのターン弧を描いて想定通りの滑りでフィニッシュ。
自分の中では100点なのだが、おそらくダメなんだろうなぁ。と
結果は69点:不合格
想定内とはいえ、未だに自分の中では「これでいいと思うんだけどなぁ」という思いと、合格した人の滑りを観ても、「なんでこれが良いんだろうなぁ?」という思い。
2.ショートターン
これも、今まで通りの滑り。
実は、数少ないアタシの滑りに対する評価で常に評価が高いのはショートターン。
さっきも言った通り、ロングターンの方が好きなのだが、ショートターンの方が常に高得点。
アタシがショートターンが嫌いな理由はせわしなくてメンドクサイから。
まぁ、テストなんだからそんなこと言ってられないからやるけど。
結果は70点:合格
講習の時にも言われたのは、2点、膝を付けてはイケナイ。ターン弧が小さい。
他の受講者からも「美しい」と評判が良かったのに加点が得られないのはこういうところなのかしらね。
3.横滑り
これは、サッパリ分からない。
講習受ける前は、こんなの100点だろう位のつもりでいたのだが、なんのなんの何のことやら。
ちゃんと横滑りしてるし、ターンの時だって両脚揃えて回れている人が少ない中で一番まとまっていると思うのだが、ダメなんだそうな。
(ターンの時はプルークが入る人もいるけど得点には影響ないそうです)
この横滑りはもしかすると、近い将来なくなって「総合滑降」に変わるかもしれないといううわさがあります。
「なんで、ここで横滑りかなぁ」と言う思いがあるので、なくなってもいいと思う。
結果は69点:不合格
これは、諦めます。
4コブ
今回、コブ斜面は3ライン用意されています。
山の上から一番左が一番深いコブ。2番目は今日新たに作ったコブ斜面。右側はグスグスになった整地してない斜面で実際コブはありません。
どれを滑るかは受験者次第です。
一番左が最も難易度が高く、加点される可能性が高いですが、その分リスクを伴います。
33人中アタシは12番目のスタート。
ここまでで、一番左の最難コースを攻めたのは一人。
昨日から一緒にレッスンを受けた男性で、上手いこと滑り切りました。
それまで、一番左を攻めていた女性は本番になって真ん中のコースに変えてしまいました。
彼女ともリフトで一緒になり、色々お話を聞いたところ、ここのスクールの常連だそうです。
彼女も中央のコースを無難にまとめて滑り切りました。(彼女は合格しました;パチパチ!)
さて、アタシの番です。
もちろん一番左の最難コースを攻めます。
スキーのトップから突っ込むこと、スピードを出しすぎないこと。この2点を自分に十分言い聞かせてスタートです。
この2点を留意したのが良かったのかいいリズムで調子よく進みます。
「よし、イイ感じだ」
この辺りからなんだか嬉しくなってきてしまって絶好調です。
1級合格のインタビューとかされたら、何て言おうかとかどうでもいいことまで頭の中をめぐるも、身体は若鮎の様にコブの中を自在に泳ぎます。
コブのトップからボトムに向けて落とし込むだけでなく、カッコつけてバンクを攻めたりと芸達者なところを見せてやろうと、完全に自分に酔っていたところで・・・・
ブラックホールに飲まれてしまいました。
調子に乗りすぎて完全にブラックホールのことを忘れていました。
慌てて現実に引き戻されたときには、コースアウト。
転倒は免れ、そのままコースに戻って精一杯丁寧に滑りましたが、時すでに遅し。
滑り終えると、先に滑り終えた女性が、「どうして最後の処で抑えなかったんですか」と、言われてしまいました。
結果は70点:合格
5.タラレバ
大回りと横滑りの69点は仕方ないし、ショートターンの70点もこんなもんでしょう。
コブ斜面のコースアウトが無かったら確実に71点以上は取れていた。
同じ受講者で最難関のコブコースを滑り切った彼はそれでも71点だった。
アタシが滑り切ったことで果たしてジャッジは72点付けただろうか。
72点付けるとトータルで280点で合格になります。
しかし、4種目中2種目で不合格の人が加点で合格することはあるのでしょうか。
今回の受講者で2種目落として加点で合格した人はいません。
へ続く
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