【義父の話⑩】 ― 2024/01/25
義父は定年退職するまで、「アルミ関連」の会社に努めていた。
それほど会社の製品にまつわる恩恵は受けなかったようだが、まぁアルミ箔とかは十分だった。
今でもかなり大きなアルミ箔のロールがあるのだが、如何せん10年以上前のモノなので食べ物を包むのには抵抗がある。そうなると殆ど使いみちは無い。
義母が亡くなった頃、やはり義母の身辺整理をした。この時はもちろん義父立ち会いのもとに色々なモノの整理が行われたわけだが、その時に大量のアルミ箔が出てきた。
アルミ箔のロールと、ガスレンジに敷く汚れ防止のヤツ。カップケーキとかを入れるアルミカップなどなど・・・どれも義父の会社の製品だ。
それらも、義父が退職してから10年以上経っているので、義母の身辺整理のタイミングで処分することになり、義父も納得した。
ところが、今回、1階の整理をしていたら、それらのアルミ箔がそのまま出てきたのだ。
妻は「お父さん、コレ捨てるって言ったのに!」
捨てられない理由があったんだろうね。
その気持ちは解らないでもないが、なんでアルミ箔かなぁ・・・
アタシの身辺整理をする人はもっと不思議なものを色々見つけることになると思いますよ。
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