【初すべり】2020/02/03

 木曜の夜に小池名人から電話。
「行けなくなった」とのことで、翌金曜の朝に東京駅でチケットを受け取り、独りで行くことに。
上越国際スキー行ったのは多分20年位前。同じグリーンプラザに宿泊です。
 越後湯沢に着いたのが9:50。雪が・・・・ない。
ホテルで聞いたところ、岩原の方がゲレンデのコンディションが良いというので、バスで向かいます。ところが、連絡が悪くて結局滑り始めたのは13時過ぎ。
 今回は新しい板とブーツのデビューです。
 ブーツは非常に良いですが、スキーがどうも・・・ATOMICの様に自由が効かない。
乗る位置やら、エッヂの掛け方とか変えてみるけど、なんか難しい。
 ATOMIC同様、スピードが出ればいいんだけど、低速だと、雪をつかんで離してくれない感じで曲がらないというかびくともしない。
 確かにスピード出して滑るときはご機嫌だけど、所詮ゲレンデスキーヤーなんだからちょっと選択誤ったかなぁ・・・

 最終16:30ののバスで越後湯沢経由でホテルに戻ったのが18時前
雪は少ないけど、まぁそれほど問題にはなりません。この日から雪が降り始めたので、明日はいいかしら?

それにしても凄い人です。中国人も多いけど、アングロサクソン系も居ます。
ホテルが大きいので良かったけど、フロント、レンタルスキー、クローク、何処も結構並んでいます。
最近は、スキー、スノボだけじゃなくてウェアもゴーグル、グローブも全部借りるんですね、手ぶらで来て・・・
 温泉に入って19時から夕食。



 もう、食べられませんって

翌日は上越国際で滑ります。
 ホテルの前は雪が無いので滑れません。リフトを乗り継いで上の方へ上がります。
それほど急斜面は無いですが、コースが狭くて・・・そこにスノボが沢山いて、いやぁ、滑りにくいわぁ・・
一番上まで4人乗りのリフトで上がったところのゲレンデが滑りやすくて、ここで14:30ごろまで滑ります。

 ホテルには16時に戻りたいのですが、リフトを乗り継いで、最後は下りのリフトなんだけど、これまた大渋滞。
 ホテルの中もやっぱり混んでいて、着替えて、荷物作って、温泉に入ってどうにか17時のバス、10分前に間に合いました。
 売店でビールを買ってバスの中で飲もうかと思ったら、「バスの中は飲食禁止です」だって。
17時1分前にバスの前でビールを飲みほしてバスへ。。
越後湯沢の駅も物凄い人です。
 ちょっと、これはねぇ・・・
 気温が高いのか雪が湿気っぽいのか手袋がビショビショ。どちらかというと、志賀の方がいいですねぇ。

 次は、富士見でバッジテストです。
新しいスキーに自信をなくしてしまいました。
ここ10年くらい転んダコと無かったのに、この2日間で5,6回転んでしまった。
 帰ってきてから見ると、エッヂが立ちすぎている感が強いので少し落として臨むようにしましょかね。



【ダウンヒル+UBUNTU】2020/02/05

 2020年ワールドカップ:キュッツビールのダウンヒル大会
たまたま無料で観れたの録画しましたが、ダウンヒルは面白いですね。その後でスラローム観たら迫力ないこと!
 観客もアルペンの中では断トツに多いそうです。
アーノルドシュワルツェネッガーも観戦に来てました。
 で、スキー見ながらUBUNTU入れます。
 実は、一昨日くらいにPCが壊れてしまってUBUNTUの入れ直し。
以前も壊れて入れ直したんだけど、OS入れてから色々設定したりとメンドクサイ
その度に手順をメモしておけば良かったと思いながらも今回も「あーでもなーい、こーでもなーい」
と、ブツブツ言いながら進めて、結局メモしない。
 オマケに、16.4のメディアから導入してから時間をかけて18.4までアップグレード。
「やれやれ、やっと導入すんだわい」と、メディアを片付けると、18.4のメディアがそこにあるじゃない。
 UBUNTUの導入が済んだら、バックアップ取っておいて今度クラッシュしたらそこからリストアできるようにしましょ!
 って、前回も思って何もしなかった。
きっと、今回もしないと思う。

【眼鏡がね・・・】2020/02/10

 半年ぐらい前に、眼鏡の度が合わなくなったのでJ●●Sなる眼鏡屋さんに行ったところ、矯正しても0.7も出せないと言われてしまった。
別の(流行りの安い系)の眼鏡屋さんに行ってみたが同じような検査で結果は同じ。
 (以前も書いたけど)ここで、白内障の傾向を示唆され医者に行ってみると、確かにその傾向はあると・・・
 白内障の手術をすれば視力を回復できるのだが、どうせ手術するなら多焦点のレンズを入れて眼鏡の無い生活にしたいじゃないですか。
 ところが、多焦点のレンズを使うと両目で100万円を下らない。
 免許の更新まではまだ時間があるので、暫くは眼鏡の生活が続きます。遠視の調整だけでもと、今回は別の眼●●場なるお店にいってみたら・・・
なんと、眼鏡の矯正で1.0まで見えるじゃないですか。
 何が違うかというと、コンピュータが算出した結果とは別に人間が色々な検査や調整をして視力を引き出してくれたわけです。
 (流行りの安い系)で、機械の使い方だけを知っているいる人がコンピュータのいうままに判断したのと、それなりに熟練した人が経験に基づいて調整した差なのでしょうかね。
一度は諦めたんだけど、これで、手術はしばらく必要なくなりました。
 白内障の手術は、費用もそうなんだけど、今は日進月歩の勢いで進化しているようです。
多焦点のレンズも色々種類があり、乱視の矯正が効かないものや、夜になると光がにじんで見えたりと一長一短。
 少し前には無かったic-8とかいうBB-8みたいな、新しいレンズが出てきたりと正に現在進行形の匂いがプンプン。
 どうしても白内障の手術をしないといけなくなるまでは眼鏡で生活することにしましょう。それまでにはもっと進化するでしょう。
 一度は諦めて、手術をする気になっていたのですがヒョンなところで思わぬミッケもんで、嬉しくなってチョイト良い眼鏡を作ってしまいましたよ。
 Rodenstockというドイツの老舗のフレームですね。眼鏡屋さんも嬉しそうでした。
 それでも、レンズとフレームで42000円ですから、100万円に較べれば安いものです。
 「浮いた96万円で何買おうかしら!?」

【NIKE】2020/02/12

 なんだか、ここへきて寒くて朝、起きられません。自転車も乗らないし、泳ぎにもいきません。
 それでも、先日、南町田グランベリーモールまで自転車で行ってきました。
NIKEのお姉さまの様子でもチェックしようと。。。こうなるとペダル踏むんですね。
 ところが到着するや、カギを忘れてしまいNIKEのおねぇ様にたどり着けません。
 カギどころか、予備のチューブとか工具とか一切持っていません。
 NIKEのおねぇ様のタイツ姿のことばかり考えていて忘れてしまったのか、久しぶりに自転車に乗ったもんだから忘れてしまったんだか。
(写真は使いまわしです)
 このままじゃぁ収まりつかないというわけではありませんが、昨日は再度南町田グランベリーモールに行ってきました。
NIKE、adidas、NBと行ったのですが、NIKEの込み具合は半端じゃありません。
 噂のヴェイパーフライ効果でしょうか?
同じものではありませんが、ヴェイパーフライシリーズも置いてあります。結構安いのもあるんですね。↓これは違いますよ!
(これまた、使いまわしですって)
「ランニングシューズの話なんてどうでもいいから、NIKEのおねぇ様はどうなんだ?」って?
 いらっしゃいましたよ、プリプリタイツのおねぇ様。
 ところが、お客さんが多くて、おねぇ様がなかなか見つけられません。
 南町田グランベリーモールは混んでいるから、南大沢の方がねらい目かなぁ・・・

 それでも、日曜火曜と10キロずつですが走っています。

【SAJバッジテスト】2020/02/14

 さて、週末はいよいよ、SAJ:1級のバッチテストね。
 最後の一人になってしまったスキー仲間のK名人は「合格は間違いないでしょう」と言ってくれてはいる物の、日が近づくにつれ不安は募る一方です。
 2年前に2級のテストを受けたとき、実は2級合格者の中で、アタシの得点は最低でした。
 隣で1級の検定を受けている人たちの滑りを観ても、「アタシの方が上手いじゃないの」って思ってましたが、専門家の視点は違うようです。
 2級の検定が終わった後の「ワンポイントレッスン」でアタシに対するコメントは決して技術的なモノではなく・・・
「あなた、スキー習ったことありますか?滑りはスピードもリズムも安定感もあるけど、我々が求めているものではない!」とか。
 確かに、習ったことなんかないですが、「あー、嫌われているなぁ」という印象です。
 毎シーズン、足しげくスクールに通って投資してくれるスキーヤー(養殖モノ)が彼らにとって、いいお客様なんじゃないの?漏れ聞こえる話を聞くと、生徒もコーチも顔見知りでナァナァって人も居るようです。
 これに対してアタシみたいにスクールなんて何十年も受けたことなくて、1シーズンに1度しか来ないで、1級受かろうっていうスキーヤー(天然モノ)は嫌われるかもねって、脛男気味・・・
 と、いうわけじゃないけど、今回は検定の前に1日「目指せ1級コース」というクラスに申し込んだわけです。
 自分なりに納得のした滑りをした結果「不合格」なんて言われたら、それはアタシの半世紀のスキーを否定されたことになります。そうなると、もう何をやっても駄目でしょう。還暦を前にして今更、自分の滑りを変える気なんて毛頭ありませんし。
 自分で「良し!」と、思っている滑りを変えて、皆と同じ滑りに矯正されるなんて、真っ平御免です。
 ただ、この新しいSalomon、なんか思うように行かない。雪面掴んで離さない感じー。
紙ヤスリで、外側を落としてみたけど、どうだろな・・・ATOMICで滑ろうかって、まだ迷ってる。
さぁ、どうする?!
つぶやき岩の秘密富士に死す卍屋龍次 無明斬りを読みました。

【SAJ:1級不合格の巻episode 8 新たなる野望】2020/02/18

 翌月曜日、町田のKANDAHARに行って話をしてきました。
ここでも、アタシのロングターンは間違っていると言われました。レッスンで言われた通りです。
(英語は話せるのだが、文法がヨレヨレみたいな・・・)
その時KANDAHARの店員さんが身体を使って説明してくれた大回りの身体の使い方を観たとき、なんかわかったような気がした。
ギルランデに入る前の上体の使い方は、確かにアタシの其れとは違う。
雪の上で言われて理解できなかったことが、スキーショップの中の一言で分かったような気になる。
 彼の上体の使い方を観たとき、雪の上で言われた格好悪さは見えなかった。
 その状態から切り替える動作が今は想像できない。そうなると、雪の上で試してみたい。

 本来の自分であれば、
ロングターン、ショートターン、横滑りは全て変えず、69点+70点+69点でまとめ、コブで72点を狙ってコブの加点で280点を取って合格を目指すところなのだが・・・
ロングターンはの滑りを変えて臨んで見たい感覚が湧いてきた。

それから、もう一つ。スキーを替えたいのですが・・・
オシマイ

【SAJ:1級不合格の巻episode 7 決戦のゆくえ】2020/02/18

1.ロングターン
 アタシは9番目のスタート。
 皆さんが斜滑降から入るところを直滑降で入りスピードを上げたところで右ターン。
大きめのターン弧を描いて想定通りの滑りでフィニッシュ。
自分の中では100点なのだが、おそらくダメなんだろうなぁ。と
結果は69点:不合格
 想定内とはいえ、未だに自分の中では「これでいいと思うんだけどなぁ」という思いと、合格した人の滑りを観ても、「なんでこれが良いんだろうなぁ?」という思い。

2.ショートターン
 これも、今まで通りの滑り。
 実は、数少ないアタシの滑りに対する評価で常に評価が高いのはショートターン。
 さっきも言った通り、ロングターンの方が好きなのだが、ショートターンの方が常に高得点。
 アタシがショートターンが嫌いな理由はせわしなくてメンドクサイから。
 まぁ、テストなんだからそんなこと言ってられないからやるけど。
結果は70点:合格
 講習の時にも言われたのは、2点、膝を付けてはイケナイ。ターン弧が小さい。
 他の受講者からも「美しい」と評判が良かったのに加点が得られないのはこういうところなのかしらね。

3.横滑り
 これは、サッパリ分からない。
 講習受ける前は、こんなの100点だろう位のつもりでいたのだが、なんのなんの何のことやら。
 ちゃんと横滑りしてるし、ターンの時だって両脚揃えて回れている人が少ない中で一番まとまっていると思うのだが、ダメなんだそうな。
 (ターンの時はプルークが入る人もいるけど得点には影響ないそうです)
 この横滑りはもしかすると、近い将来なくなって「総合滑降」に変わるかもしれないといううわさがあります。
 「なんで、ここで横滑りかなぁ」と言う思いがあるので、なくなってもいいと思う。
結果は69点:不合格
 これは、諦めます。

4コブ
 今回、コブ斜面は3ライン用意されています。
 山の上から一番左が一番深いコブ。2番目は今日新たに作ったコブ斜面。右側はグスグスになった整地してない斜面で実際コブはありません。
 どれを滑るかは受験者次第です。
 一番左が最も難易度が高く、加点される可能性が高いですが、その分リスクを伴います。
 33人中アタシは12番目のスタート。
 ここまでで、一番左の最難コースを攻めたのは一人。
 昨日から一緒にレッスンを受けた男性で、上手いこと滑り切りました。
 それまで、一番左を攻めていた女性は本番になって真ん中のコースに変えてしまいました。
 彼女ともリフトで一緒になり、色々お話を聞いたところ、ここのスクールの常連だそうです。
 彼女も中央のコースを無難にまとめて滑り切りました。(彼女は合格しました;パチパチ!)
 さて、アタシの番です。
 もちろん一番左の最難コースを攻めます。
 スキーのトップから突っ込むこと、スピードを出しすぎないこと。この2点を自分に十分言い聞かせてスタートです。
 この2点を留意したのが良かったのかいいリズムで調子よく進みます。
 「よし、イイ感じだ」
 この辺りからなんだか嬉しくなってきてしまって絶好調です。
1級合格のインタビューとかされたら、何て言おうかとかどうでもいいことまで頭の中をめぐるも、身体は若鮎の様にコブの中を自在に泳ぎます。
コブのトップからボトムに向けて落とし込むだけでなく、カッコつけてバンクを攻めたりと芸達者なところを見せてやろうと、完全に自分に酔っていたところで・・・・
ブラックホールに飲まれてしまいました。
調子に乗りすぎて完全にブラックホールのことを忘れていました。
慌てて現実に引き戻されたときには、コースアウト。
転倒は免れ、そのままコースに戻って精一杯丁寧に滑りましたが、時すでに遅し。
 滑り終えると、先に滑り終えた女性が、「どうして最後の処で抑えなかったんですか」と、言われてしまいました。
結果は70点:合格


5.タラレバ
大回りと横滑りの69点は仕方ないし、ショートターンの70点もこんなもんでしょう。
コブ斜面のコースアウトが無かったら確実に71点以上は取れていた。
同じ受講者で最難関のコブコースを滑り切った彼はそれでも71点だった。
 アタシが滑り切ったことで果たしてジャッジは72点付けただろうか。
 72点付けるとトータルで280点で合格になります。
 しかし、4種目中2種目で不合格の人が加点で合格することはあるのでしょうか。
 今回の受講者で2種目落として加点で合格した人はいません。
へ続く

【SAJ:1級不合格の巻episode 6 決断の時】2020/02/18


 前日先生と一緒にリフトに乗った時、スキー板の話が出ました。
 スクールの先生も皆さんショートターン用のスキーを履いています。
 (S:先生、A:アタシ)
S:「とても上手なんですが、もう少しターン弧を深く取った方がいいです。直線的に見えてしまうのでターンをしているという印象が薄いんです」
A:「板の種類とか関係ないですかねぇ」
S:「それはありません、(私のスキー観て)とても評判のイイスキーですよね」
A:「先生方のスキーを見ると皆さんショートターン系のスキーを履いていますよね」
S:「(アタシのスキーをもう一度見て)あー、GS系ですか。チョットショートターンはスピード出さないと厳しいですよね。これであれだけコブを滑るのは凄いな」
やはり、レッスン、バッジテストに限らず普通スキー場で滑る人はショートターン系のスキーを履くようです。
 本来であれば、このロングターン用のスキーはロングターンが得意なはずです。
 そして、アタシもロングターンが一番好きです。
 スピード感と爽快さがたまりません。
 先生も、気持ちよさそうに滑っていると言ってくれたのですが、どうもそれが良くないそうです。
S:「気持ちよさそうに滑っている人はたいてい不合格なんですよ」だ、そうです。
 しかし、今朝ホテルを出てブーツのバックルを締めている段階で、今まで通りの滑りを貫くことに決めていました。
へ続く

【SAJ:1級不合格の巻episode 5 雨音はカオス調べ】2020/02/18

 ホテルはスキー場からバスで40分位離れています。
部屋も広く、温泉も良くて極めて快適です。

 夕食はパノラマスキースクールの一行様ということで1つの部屋でまとまって、戴きます。
 中華なんですが、バイキングではありません。

 何時もブタのように食べるのに、なんか物足りない感じです。
売店で煎餅を買ってポカリスエットとお酒でお腹を膨らませて早めに就寝。
夜中に目が覚めてしまいなかなか寝付けません。手持ちのウィスキーを飲んでウトウトして目が覚めたら7時
朝は7時45分のバスに乗らないといけません。
 朝食はイイ感じのバイキングだったのですが、ものたりないまま20分で切り上げて出発です。

 今日は朝から雨です。
念のためスキーウェアには100均の防水スプレーを2本吹いておいたのですが、午前中に効き目はなくなってしまいました。
 午前中は、昨日の続きのレッスンです。ショートターン、ロングターン、横滑り、コブを万遍なくやりますが、どうも横滑りに注力する傾向がある様です。

 1級はこの4種目の合計が280点以上で合格。
ただし、どんなにひどい滑りでも68点が最低で、最高も72点までしかつかないみたいです。
 もしかすると、コブ斜面で合格点(70点)に達しない人が多いので、その分を比較的点を取りやすい横滑りの加点で補わせようとことでしょうか。
 アタシの作戦は今朝の時点で・・・・
 ショートターンはいつも通り。
 ロングターンは自分の滑りを貫くことにしましたと思いつつも、何処か引っかかるものが・・・
 横滑りは何を言われても良く分からないのでこれもそのまま。
 結局、全て、いつも通りに臨むことにするんだろーなぁ・・・

 このままでは、大枚を叩いて参加した1級のトレーニングは無駄になるわけです。
半世紀かけて積み上げてきたアタシのスキーは偽物であることを思い知らされたことが悲しい収穫です。
 ところが困った問題が起きました。
 コブ斜面で完走できなくなってしまいました。
 滑り始めは慎重にスピードを出しすぎないように滑るのですが、後半に向かうにつれて調子がでてくるとスピードを殺すことをわすれてしまい、ついついスピードを出しすぎてしまいます。
最後の方に極端にえぐれた溝(ブラックホール)があって、そのあたりでコースアウトしてしまいます。
 コブに入る前は「スピードを出しすぎないように!」と注意しながら入るんですが、途中で楽しくなるとそれも忘れてしまい、はじかれてしまうこと2回
 結局、一度もコブを完走できないままに臨むことになってしまいました。
へ続く

【SAJ:1級不合格の巻episode 4 勇気を出して】2020/02/18

 コブバーンの練習はリフトで上がる毎に行います。
この日、コブバーンは1本しかなく、それも結構深くえぐれています。
受講者のほとんどが、コブのボトムにスキーのテールからバックしながら横滑りをするような感じで滑ります。
所謂「ズルズルドン」というヤツです。これでは、点は出ませんと言われました。
 アタシはトップから突っ込んで回せるので問題ありません。
コブの練習を始めて間もなく、一緒にリフトに乗り合わせた女性の受講生
ヘルメットにゴーグルとオレンジ色のウェアを纏っているのでお年は分かりませんでしたが、70歳に近いとか・・・
70歳に手が届こうというところで1級に挑戦するんですから、「名誉1級」とか上げたいです。
(L:女性、A:アタシ)
L:「あれぐらいお上手にコブが滑れればいいですけどねぇ」
A:「でも、コブ以外がボロボロですから」
L:「でも、凄くお上手だから大丈夫じゃないですか。コブは結構練習されたのですか」
A:「今シーズは今日で3日目、去年は滑りませんでした」
L:「エーッ!それであんなに滑れるんですか。どうやって練習するんですか?」
A:「YouTubeとか見ましたね、殆ど役に立たないですけど、稀に『これやってみよう』とか、いうのがあると覚えておいて次に試してみるとか」
L:「なるほどねぇ。なんか、イイ作戦あれば教えてください」
A:「コブの一番上から降りるとき、スキーのトップを下に向けて突っ込むんです」
L:「おーっ怖!」
A:「思い切って突っ込むと案外安定して落ち着くんです。トップが雪に付いていた方がコントロールしやすいんですかね」
L:「思い切ってトップを下に向ける。勇気を出して」
A:「そうです。あとは走り込みです」
L:「走るなんて無理です。もう70歳に近いんですから」
A:「少しずつでもいいから走ると体幹が強くなって色々できるようになります」
L:「勇気を出してトップを下に向ける。来年やってみます!」

 その次のコブの練習で、先生が滑ったあと、皆さんがアタシの方を観ています。先ほどの女性から何か聞いたのでしょうか。
アタシに何か言って欲しそうです。
「コブのトップに着いたら勇気を出してトップを下に向ける」と、言うと、皆が「ワハハハ(そんなのできないわよ!)」と笑います。
 これから少し経って1日目の講習はオシマイ。
アタシは「八ヶ岳ロイヤルホテル」に泊まることになっているのでバスの送迎を待ちます。
未だ時間があるので、同じリフトをもう一度上がってからゴンドラで頂上まで上がって1本滑ってから帰ります。
へ続く