【自転車を組もう-その1-】2017/11/01

 さて、みんなお待ちかねのフレーム塗装が仕上がったので、これを機会に自転車を組み立てるところをみせてあげよう!
 上村塗装に発送したのが9月26日、到着が今日11月1日
費用は送料、消費税込みで21060円。
剥離を業者に頼むと+7500円です

 最初はマツダ車の「ソウルレッドプレミアムメタリック」にしようと思ったのだが、これはメッキっぽい下地に透明の赤を塗るとかで、結構高い。
高い割りに、自転車は面積が小さいので、車の迫力が期待できないとか・・・
 そこで、教えていただいたのがこの「中野レッド」
世界選手権スプリントを10連覇した中野浩一の「赤」
こんな感じで綺麗に仕上がってます。

【朝輪:45キロ+】2017/11/02

 今日から、普通に走れるようになったので、久しぶりに50キロ行こうかと思ったんだけど、チョイ手前で断念。
この自転車遅いので、そろそろ手鼻すかなぁ・・
 今日は、久しぶりに青学のランニングに会いました。
彼らが走るの辞めてしまった訳でなくて、アタシと時間帯がずれてたのね。

 昨日から始まった【自転車を組もう-その1-】シリーズ、今日も後ほど・・・アップデートします。

【自転車を組もう-その2-】2017/11/02

 ヘッドはヅラエース。
途中、省略してますが、フレームに接する部分にはグリスを塗ってます。
特にワンの部分にはゴッテリはみ出るほどに塗ります。
 ヘッドはどうしても汗の通り道なので・・・
このフレームはフロントフォークがカーボンで、コラムがチタン。
フレームの前三角がアルミで、リアのステーが鉄。
 だから、汗で錆びる事はあまり心配ないんだけど、それでもアルミが汗に晒されるのは避けたい。
だから、ヘッドチューブの中にもグリスを回してます。

 写真じゃ、分からないけど、ワンは上下がある。ヅラエースの文字がひっくり返らないようにセットする。ついでに、ヅラエースの文字が正面に来るようにセットする。
 上下のワンはフレームに圧入するんだけど、専用の工具は高くて買えないので、こういうヤツで上下から締め込んでゆきます。
 こうゆう古いスレッドタイプのヘッドはトップをナット締めします。
下側の玉押しを抑えるにはヘッドスパナを使うんだけど、アタシが使うのはコレ。
 これはホームセンターで売ってる。
でも工具売り場じゃなくて、水道の蛇口やシャワーなんかを扱ってるコーナーにある。
 コレとモンキーでしっかり締め込んで出来上がり。
 これは、BB裏のワイヤーガイド
取り付けボルトの穴が塗料で埋まってしまっていたので5ミリのタップを軽く斬ります
これで、できあがり。
 案外、これ、忘れがちなので、早めにやっておきます。



【自転車を組もう-その3-】2017/11/03

 なんで、ここでホイールかと言うと、早めにホイールをつけた状態で作業したほうが、作業しやすいし、家の床とかにキズがつかない。(立派なスタンドがある人は別です)
 床にキズが付くくらい何でも無いんだけど、うるさいこと言う人がいるし、タイヤ履いていたほうが音も静かだ。
 さて、今回は、ホイールと一緒にミッチャンにもらったシュワルベのタイヤをツカウベ。
 ホイールにタイヤをつける時はそのパターンを見て進行方向に尖った方を向ける。
 例えばこのタイヤ↓だと、写真の向こう側に向かって進行方向が決まるのでその向きに合わせる
 ところが、下のタイヤをみたいにパターンが無いやつは・・
例えば、上のPanaracerだと、この文字は片側にしかないので、文字のある方を右側に持ってくる(チョイト怪しい)。
Panaracerに言わせると、性能上は関係ないそうだが、前後がチグハグだとよくない。
 下のシュワルベは両側に文字があるので、こうなるとどうでも良い。
 タイヤの取り付け方は片側を入れてからチューブを入れて・・・
途中でバルブを一回押し込んでやると、、バルブの周りのタイヤも上手いこと収まる。
この時に、先のタイヤのラベルの中心がバルブの位置に来るようにする。
 それから、アタシはバルブ留の丸ナットや、バルブキャップは付けない。
軽量化とかじゃなくて、無くても大丈夫だから。
 タイヤはバルブ側から押し込んでゆくのだが、最後がキツくて入らない時はタイヤレバーで押し込む。
冬の寒い日によく冷えた新品のタイヤとかなかなか、入らない。
コタツで十分暖めてから入れたりするが、それでもキツイ。
 ただ、できればタイヤレバーとか使いたくない。
クリンチャーの場合、リムの内側が段になっているので、タイヤ全体を段の内側にビードを落としてやると
入りやすい。
指で目一杯押し込んで、「コーチ、もうダメです」と、言う状態に鳴ったら、タイヤを一周しながらリムの段の上に乗っている部分をストンと、落としてやると、案外タイヤレバーとか使わなくても入ることがある。
(何言ってるんだかわかんないって?、あーそうですか。)
 次はカセットをつけるのよ。
 実は、このホイール(Racing7)10速用なのだが、ultegraの6800(11s)が付いている。
自転車屋さんに持って行き相談した処、2000円で加工してくれたのである。
 どのように加工したかは今日まで確認していなかったのだが・・・
実は、カセットの内側を削っていたのだ。
 アタシはてっきりフリーハブを削ってくれたのかと想っていたのだが。。。
まぁ、しょうがないな。
 カセットの取り付けは、専用の工具を使います。スマンが、写真ないです。
自転車屋さんが、セットしたカセットを外してみたんだけど、割とゆるく締めてあった。
こんなんで、良いのかぁ・・って感じで

【帰って来た江ノ島】2017/11/03

 久々の江ノ島です。
 だのに・・・
藤沢の手前で、何だか前輪の様子がおかしい。
停まってみると、桜の花びらが、着いている。
「なんだ、これか!」って、いまどき桜の花びらがあるわけ無いじゃないかー
すっかり忘れていたけど、昔、注入しておいた邪道汁(シーラント)であった。
 しかも、1箇所じゃない。白っぽい液体が2,3箇所タイヤにまとわりついている。
それでも、空気圧は未だ大丈夫そうだったので、そのまま暫く走っていると、極めて普通の状態に戻った。
空気圧も大丈夫。結局、そのまま家まで帰り着いてしまった。
 スゴイぞ、シーラント!

【自転車を組もう-その4-】2017/11/04

 BB:Bottom Blacketの略ね。
コレをつけるに先立って、ホイールを先行して付けておいたようなモンです。
先にタイヤを装着したホイールをフレームセットします。
 これで、大分、自転車らしくなったでしょ。
これまた先行してサドルが付いているけど、これは、どうしても「赤いフレーム」+「赤いホイール」+「赤いサドル」の絵が撮りたかったからですよ。
 そいじゃ、行こう!
もう一台のクロモリには、昔ながらの「スクェアテーパー」のシャフトがついているんだけど、コレに使うのは、シマノの「ホローテック2」というやつ。
 これ、構造がシンプルで扱いやすくて分かりやすくて好きです。
BBもタダねじ込むだけです。
 これは、専用の工具を使いますが、それほど力を入れて締め込まなくてもいいんじゃないかしら。
左右ともにペダルの回転方向と、逆にねじ込むんだけど、ペダル回している間にドンドン締め込まれてゆくので、まぁそれなりに閉まっていればヨサゲです。
 試しにフレームとBBに線で印を付けておくと、乗っている内にBBが後方に締まり込んでゆくのが見れるかも知れないです。
 こうやって、BBをねじ込んで・・・
 右側のクランクをBBに突っ込みます。チョット引っかかる感じがするので、アタシはここで自転車をまたいでふくらはぎでクランクをスコン、と押し込みます。
 後は左側のクランクを差し込んでからアクリルのキャップみたいなのをねじ込んでボルト締めてオシマイ。
簡単です。
 ところで・・・
BBとか、クランクの取り付けなんか、色んな人が書いているので別に改まってアタシがとりあげるこたぁない。

 ホワイ?
今回、フレームを塗装に出しました。
ネットで探してみると、見つけられると思いますが、アタシと同じ上村塗装に依頼する自転車屋さんがいくつか見つかります。
 金額的には同じです。
じゃぁ、個人で頼むのと自転車屋さんを介すのとどっちがいいか・・・
 正解は「自転車屋さんを介す」です。
 後で、出てくるけど、ブレーキの取り付けとか、塗りこまれた塗装を削る手間が必要です。
ブレーキ周りぐらいは大したこと無いですが、ココBB周りは大変です。
 プロのショップはおそらく、BBの内部をさらってくれます。
 そう、BB内部にも塗装が廻ってしまい、そのままじゃBBがねじ込めません。
BBみたいな大きなネジになると、市販のタップじゃぁ、どうにもなりません、専用の工具が要ります。
 今回は、何も無かったように終わらせていますが、実はBBねじ込むのに、結構苦労しています。

【自転車を組もう-その5-】2017/11/05

 BB,クランク周りを固めたから、テッキリディレラー周りに行くと思った?
『チッ・チッ・チッ・・・』
 ハンドルなんですよ。
 まぁ、ブレーキとかチェンジャーとか付いているので取り付けの儀式は省略ね。
 このハンドル、NITTOのドロップハンドルです。
ソイツをひっくり返してちょん切ってるのね。
 ブレーキレバーはDiaCompeのGoldFinger
このハンドルとの組み合わせで、ハンドルの何処を握ってもブレーキが掛けられる。
レバーが短いので少々効きが弱いけど、まぁ、しょうがない。
 それからステムは日東のパール7。40年ものだ。
チェンジャーはシマノのSLR。安いっぽいくせに11速で高い。
 バーテープは革で、こいつは高い。
以前ドロップハンドルにしようと思った時、1本巻きの革テープが欲しくて買ってしまった。
(つなぎ目無しでドロップハンドル分を巻ける)こんな短いんだから、必要無いんだけどね。
 で、こいつは、シフトのアウター受けのダボ
「カッチョワリー!」この自転車、もともとシングルだったのでアウター受けは右側にしか付いていなかった。
これを、ダブルにするんだけど、ダウンチューブがアルミだからきっと、溶接しようとすると、結構物入りだろうなぁ。。と思って断念。


【自転車を組もう-その6-】2017/11/05

 さて、前回はムダに引っ張ってしまい、申し訳ないことをした。
 さて、ここで見て欲しいのはアウターのワイヤリングです。
このハンドルの下で交差しているのはシフトのアウターケーブルです。
 左側はFD用、右側はRDを引きます。
 下の写真を見ると、その謎が解ると思うけど、アウターガイドに通ってからダウンチューブの下で、ワイヤーをクロスしてます。
 まぁ、これ自体はそれほど目新しい技じゃないんだけど・・・
じゃぁ、なんで、ワザワザクロスさせるか?
ワイヤーの負担を軽減させるためとか仰る方もいるかも知れないけど・・・
 アタシにとって重要なことは、美しいこと。
自転車を前から見たとき、フォークチューブの前で交差している方がアウターのワイヤリングワークが美しく見える。
 従って、左右のアウターの長さを決める時、アタシは結構、慎重になる。(シンメトリックであることが大事です)
 話は前後するけど、デイレーラーをつけた後、チェーンの長さを決めます。
アタシの場合、スプロケは11×25なので、チェーンの長さはギヤがトップに入った状態で決める。
この状態で、RDのプーリー(小さい歯車ね)が地面に垂直であること・・・だそうな。
 従って、チェーンの長さを決める時は、チェーンがアウターのチェーンリングに乗ってないといけない。
その為には、FDにワイヤーを掛けて引っ張った状態にしてやらなくちゃ。
 更にその為には、シフターからFDに向けてワイヤーが生えてなくちゃいけない。
故に、ハンドルを先につけておく必要がある。
と、言うわけ・・・あーシンド。
 こんな感じね↓
 話はそれるけど、昔、シマノは「スパーク」って言ったかなぁ、トップノーマルのFDを作ったことがある。
FDは、ワイヤーを緩めると、バネの力で、インナー側に落ちてしまうのだが、このスパークはワイヤーを緩めるとアウター側に上がってしまい、インナー側に落とすには指の力で引いて落とさなくてはいけない。
 解る人は解ったと思うが、登坂の最中、チェーンに思いっきりテンションが掛っていると、インナーに落としたくても、バネの力じゃ落ちきらないことがある。
 これって、FD、全く仕事できていないことになる。
 そこで、チェーンにテンションが掛っていても、インナーに落ちないことが無いように指の力でインナーに落とし込もうと言う作戦である。
 スバラシイ!
 アタシは、今でも、FDはトップノーマルであるべきと考えています。
 因みに、あるとき、Di2で、チェーにテンションが掛った状態でインナーに落とそうと思ったら、ヤッパリ落ちませんでした。

【昼輪:20キロ+夕走:10キロ】2017/11/05

 昨日、パンクしたタイヤ。
昨日、出走する前に10barまで上げてパンクしたままの状態で今日、測って見たら・・・なんと約7bar残っている
走っている時は結構ブスブスと、漏れているような気がしたけど、7bar残っていれば十分走れるじゃない!
 今日はもう一度、そのまま10barまで上げて境川をパトロール・・・
すると、(写真は無いけど)町田を少し過ぎた辺りでお巡りが沢山。
 人だかりができているじゃぁありませんか。
その横をスルリと走り抜けつつ覗くと、コルナゴとママチャリ。
 当事者は既に見えませんでしたが、道路にには血痕が・・・ウ~ン・・・
 昨日は夕方からラン:20キロ、今日も夕方から、ラン:10キロ
お腹が空いてしょうがない。
 【自転車を組もう】シリーズもイヨイヨ終盤です

【自転車を組もう-その7-】2017/11/05

 ブレーキです。
 今回、たまたま、インナーケーブルを突っ込んだら簡単に開通してしまった。
このフレームはフレームの内部にブレーキアウターが全部通るので、アウターも通してやらなくちゃいけない。
 インナーケーブルにアウターを沿って突っ込んだぐらいじゃスンナリ入ってくれない。
 そういう時は、インナーにアウターをビニールテープで固定し、押し込んでやる。
それでも難しい時は、このビニールテープの上にグリスを塗ってやると結構効果がある。

 折角だから、ハリガネを使った方法も紹介しておこう。
先ずハリガネを用意して、フレームの中の長さに併せてハリガネを押し込む。
 例えばそれが50センチだったら、片側の穴から突っ込んで丁度50センチ入ったところで反対側から懐中電灯で覗く。
 ここで、ハリガネの先端が見えたらシメタもんである。
別のハリガネをソーット突っ込んで吊り上げてやればいい。
 もし、見えない場合、ハリガネは別の次元に行ってしまったのでヤリナオス。
 アウターが通ったのでブレーキキャリパーを付けようと思ったのだが、ブレーキホールに塗料が入り込んでしまい、キャリパーのボルトが通らない。
 ここは、ヤスリで塗装を慎重に削り取ってやる。
 ブレーキボルトが通るようになったら、鉄の部分が剥き出しになってしまっているかも知れないので、薄っすらとグリスをまわしておく。
 さて、こうしてキャリパーブレーキも着いた。
ここで、大事なのが、『ギザワッシャー』
キャリパーとフレームをガッツリ噛み合わせる重要な役割なのだ。
 この話はまた今度