【ジロデイタリア2020】2020/10/11

 普通は、ジロ→ツール→ブエルタの順番なんだけど、今年はツール→ジロの順ですね。
 ツールの後、あまり時間が経ってないからか、有名どころは鳴りを潜めている感が強いです。
 それでもサガン、ニバリは走ってます。
まだ、ツールの疲れを引きずってるんじゃないかしら?
 それから、特筆すべきは新城さん。エースナンバー背負ってます。
 しかし、3日目にして20分以上のビハインド。もうこうなると無理なんだけど、なんかやって見せてほしいですね。
 今日は15時過ぎからラン:25㌔
とりあえず走ったけど、久しぶりにアウツ。
 ビールは美味しくいただけましたが、爆食するとゲロ吐きそうなので控えめに。
 少しずつ距離を伸ばして元気よくフルマラソン走れるようにしないと。
体重:59.9kg, 体脂肪率:13.7%
 オヤスミー

コメント

_ 優太郎左衛門 ― 2020/10/16 12:59

勝手にシンドバッド

0.XXX金属加工は従業員30人ほどの小さな町工場。
 独自の金型を有して、部品を作り納入している。
 ここのところ業績が良くない
1.銀行から融資が断られる
 と、言うのも、融資と返済を繰り返しているだけで一向に成長する兆しが見えない
 主力銀行からの融資が芳しくないこともあり、別の銀行からも小口の融資を受けどうにか操業している状態
2.銀行からの融資が受けられないと、材料の仕入れも難しく、2か月後には従業員に給料も払えなくなる。
 不渡りが出るのも時間の問題
3.銀行からの融資が断られたのを受け、知り合いの工場から、○○社を紹介され、相談してみることにする。
 ○○社は全く異なる、工芸関連の小さな会社だが、紹介してくれた工場の社長によると、銀行なんかより親身になって考えてくれるという。
 その工場も、○○社のアドバイスに基づいて経営を見直し、持ち直すことができたのだという。
4.XXX金属加工の社長は早速○○社に相談に行った。
 ○○社の社長:Tは、未だ20代の自分の子供:Yを紹介し、彼に相談するように言った。
 ○○社の社長の子供:Yは、XXX金属加工の社長:Sから一通り話を聞くと、実際の工場に行って、業務内容と経理情報を見せてもらうように言った。
 Sはこんな子供が出てくるとは予想しておらず、不信感を覚えたので、自社の工場に案内する前に、お宅は何をしてくれるのかと聞いた。
 現場と経営状況を見せてもらって、どうにかなるかどうかを判断すると言った。そして救済可能なようであれば、金と口を出す。と言った。
 Sは会社を潰すわけにはいかないので金を出して救済してもらえるならと言う判断からYを自社の工場に案内した。
5.Yは工場内部の経理について一通りの説明を受けたあと、経理担当者と話をすることにした。
 雰囲気的に、社長の発言力が強すぎる傾向があるようなので、社長の居ないところで経理担当者から率直な意見が訊きたいと考え、経理担当者の名刺をもらって引き上げた。
6.Yは自社に戻ると、すぐにXXX金属加工の経理担当者に連絡し、その日のうちにYを訪ねるように伝えた。
 会社が引けた後、XXX金属加工の経理担当者:Kは○○社を訪れた。このことは社長のSには内緒だ
 Kによれば、XXX金属加工にはいくつかの取引先があり、いずれもXXX金属加工社の独自の金型で起こした部品を納入して利益を上げている。 これが主力製品なのだが、これ以外の製品でも利益を上げられるものがあるという。
 この主力製品はいくつかの取引先に収めているが、そのうちのA社はXXX金属加工にとってのお得意先だという。
 納品した分の代金は滞りなく支払ってくれる。
 もう一つが大口の取引先:Bなのだが、金払いが悪く困っているという。
 毎月、1000を超す大口の発注をしてくるのだが、1000個収めても実際には500個分の代金しか払わないという。
 経理担当から社長に対して、代金が回収できないなら納品すべきでは無い。と何度も言うのだが、XXX金属加工のSとB社は先代からの付き合いがあるので、無碍にはできないのだという。
 社長のSとB社の先代の社長は仲が良く、共存共栄してきた間柄だと言う。XXX金属加工が金型で作った部品を納めそれを実際の製品にして市場に売り出すのがB社だった。
 これによって、両者は順調に発展してきたのだが、2年ほど前にB社の先代が体調を崩しそのまま帰らぬ人となってしまった。B社の運営は先代の社長の長男が引き継いだが、先代がなくなる前にSに「くれぐれもよろしく頼む」と頼み込まれたのだという。
7.XXX金属加工とB社の運営に変化が見られるようになったのはB社の先代の社長が長男に変わって暫くしてからだったという。
 それまで、支払いが滞るようなことは無かったのだが、徐々に支払いを待ってくれるように頼み込むようになった。
 XXX金属加工も最初は長年の付き合いもあるので軽い気持ちで、受け入れていたのだが自社の運営に影響があるという経理部からの声で滞りなく支払うようにB社に伝えた。B社はしぶしぶ、応じたが、それでも納品額の80%ほどしか支払ってこない。更にその比率が徐々に低下し最近では当たり前の様に50%分しか支払われなくなったという。
 そのくせ、部品の発注数は以前のままだった。
 社長には何度もちゃんと入金してもらうように言い、それができないなら納品数を調整するように言ったのだが、先代の社長からのたっての頼みだからという理由でなぁなぁの付き合いが続いてしまい、結果自社の経営に破綻をきたすという本末転倒の状態に陥っていた。
8.一方、優良取引先のA社からはもっと多くの部品を納入して欲しいと言われているのだが、現状のXXX金属加工のキャパシティではすでに最大生産数に達しており応えられない状況が続いている。
 納品しても代金を払ってもらえないB社を断ち切ってA社に納品すれば済むだけなのだが、社長は呪縛にとりつかれたように先代との約束に固執するため、事態は悪化の一途をたどる。
9.全くバカげた話だ。銀行がどこまで立ち入って状況を把握したか分からないが、この会社を立て直すのはそれほど難しいことでは無いと、Yは判断し、融資は可能である旨を伝えた。
 この話はXXX金属加工のKからSに伝えられ、Sは非常に喜んだが、そのためにはB社の取引を正しく行うことが条件である旨を伝えた。
Sは、○○社からの融資が得られると分かったことから、その条件を飲んだ。
10.さらにYはXXX金属加工に対して次の様に支持をだした。
 ①現在の在庫を全てA社向けに納品する。
 ②B社を除く納品先への不足分は至急作成し、B社を除く納入分が確保できたら、ラインを止める
 ③B社には、現在未払いになっている分の代金を払っていただくまで納品は停止する旨を伝える
 ④主力製品の生産を一時停止し、準主力製品の生産に全力を注ぐ
 この指示を出してから1週間後に主力製品の納品分が確保でき、ラインは準主力製品用に切り替えられた。
 ラインの切り替えだけでも数日を要する。
 主力製品のラインを停止したのは、社長の独断で、B社向けに製品が作られることが無いようにするためだった。
 ラインを停止しておくわけにはいかないので、準主力製品を作成し、この売り込みに注力する。
 材料費と、不足した人件費の一部を○○社が一時的に用立てる。
 Yが指示した通りに運営できればこれくらいの投資は1年以内に回収できると考えたうえでの判断だった。
11.B社以外に向けた部品の生産が終了し、それぞれの搬出先に順次製品が納品された。
 ○○社の援助があったこともあり、生産が滞ることも無く運営改善に向けて順調に進みだしたように思えた。
 A社向けの部品も夜遅くなったが、2台のトラックに詰め込み、翌朝一番で出荷する準備が整った
 ところが、朝、になると、トラックが1台無くなっている。
 まさかとは思ったが、社長がB社に持って行ってしまったのだ。
 B社には経理担当者から今までの未納分の代金が支払われるまで納品しない旨伝えてあった。
 B社からは、それは困るので今度だけという依頼が何度も来ていた。
12.流石にこれには、腹が立ったが、○○社としてもすでに投資した以上、ここで引き下がっては丸損だし、XXX金属加工は倒産。
 そうなっては、回収できるものもできないまま全てが終わってしまう。
 Yは社長に向けて、資金提供の打ち切りを伝え○○社で融資した分については今回の売り上げ分で回収する旨を伝えた。
 これで、XXX金属加工は一貫の終わりである。
 社長はYに合わせる顔もないまま無駄足になると分かったままに、銀行に融資を頼みこんだ。もちろんケンモホロロに断られる。
13.Yは経理担当のKに、一度、会社を整理するように伝えた。
 XXX金属加工は閉鎖し、運営はYがXXX金属加工として引き継ぐ。
 社名は変わらず、運営がYになっただけ、いわゆるクーデターである。
 運営権はYに帰属し、前社長:Sには決定権はない。
 ただし、従業員と作業内容は従来通りとした。
14.A社への納品は半分の数になってしまったが、兼ねてからA社から熱望されていた準主力製品が希望通りに納入できたことが良かった。
 A社は主力製品の納入を待ってくれることに了解してくれた。
 これに対して困ったのはB社だった。要求した数の半分にも満たない納入分に不満が爆発した。
 金も払わない癖にあきれてものも言えない。
 この不満は新社長であるYにもたらされたが、滞っている未納代金を払うまでは一切納品できないと言ってあっさり断られた。
 社内では新社長Yの対応にヤンヤヤンヤの大喝采である。
 工場は引き続き準主力製品のラインが稼働してる。
 収入は多少落ちるが、製品の単価が高く、納品数も少ないのでとりっぱぐれが無い。
 前社長のSはB社からせっつかれているが、既に運営権がはく奪されているのでラインを変える指示が出せない。
 B社からの再三に渡る依頼も受け入れることができない。
 それでも、執拗にB社からのプレッシャーに負けると、ラインの入れ替えを主張してきた。
15.Yは工場の責任者Fを呼ぶと、主力製品の金型を見せてもらった。
 Yは金型を見ると、これは1つしかないかと聞いた。
 実際に使用されている主力製品の金型は1つしかなく、作るにはかなり金のかかる話だ。
 Fによれば、試作段階でボツになったものもいくつかあり、見た目ではそれほど差が無いが実際には使い物にならないという。
 YはFから見せられた金型を夜中に引き上げて自宅に隠した。
16.XXX金属加工から主力製品の納品が期待できないと判断したB社の社長は、Sに頼み込んで金型を少しの間貸してくれるように頼んだ。
XXX金属加工で用意できないのであれば、それまでの間自社で作るというのだ。
 これは、自社の秘密を外部に流出させる飛んでも無い行為である。
 これぐらいのことはSにもわかるが、ラインを戻すまでには金型は返すという約束でB社に金型を渡してしまった。
 もちろん本物はYが隠してしまったので、類似の偽物である。

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